こんなときにも、クラニオ。

自分がほんとうは何をしたいのか、
何を感じているのか、
何が好きで何が嫌いなのか、
自分で自分がわからない。

忙しすぎたり、自分よりも他のことを優先しすぎていると、自分が何をのぞんでいるのかわからなります。

かつての自分がそうでした。
何があっても仕事優先、クライアント優先、関係機関優先、会社優先。
痛みがあっても、苦しく感じていたとしても、その感覚には無頓着で”寝たらなおる”くらいに思っていたような気がします。気がします、というのは変だけど、実際にはそうだったのかどうかもわからない、というのが正直なところ。

とにかく自分のことは後回し。それが普通であたり前だという信じ込み、思い込み。それと一体化していたので、それを気にしたり意識することもなく長い間、過ごしていました。

それは多分、学生の頃からはじまっていて、10年以上バスケットボール(チームスポーツ)をやっていたことも起因していると思います。チーム優先、仲間優先、居心地が悪くても怪我をしても痛みがあっても休めない、休まない、そんな前提がそもそもない・・・とか。(体育会、あるあるだと思うけれど、”そういう時代”というのも大きい。今のアスリートは全然違うなぁと思います)

もしかしたら、もっと小さい頃からかもしれません。
母親の機嫌を伺う、わがまま言わない、我慢する、あきらめる・・とか。

もっともっと深ぼってみたら、そういうカルマを背負ってこの世に生まれ出たのかもしれません。
インド占星術で自分のチャートにそれが見え隠れしていたりするから何とも不思議だなぁと思ったりもしますが、まぁ、それは真実かどうかはさておき・・

こうして遡って自分を眺めてみると、長い時間をかけてつくってきて(しまった)自分のクセはべったり張り付いてしまっているから、そうそう簡単にペロンと剥がれ落ちてはくれません。
なんといってもそうやって、自分を守ってきたわけだから、自分の防御創を簡単に明け渡すなんてエゴにとっては恐怖でしかないから。
誰しも似たり寄ったりだとは思うけれど、厄介だなぁ、自分て・・とつくづく思います笑

でも、いろいろなworkに出会ううちに、そこにヒカリをさすことができるようになってきました。
なかでも、クラニオが”自分の感じに触れる”という感覚を目覚めさせてくれました。
そして、ダイアモンドロゴスが、心理学的な教えと実践を通して、なぜそうだったのか、なぜそうなってしまったのか、ほんとうの自分とはどういう存在なのか、そんなことに大きな気づきをもたらせてくれました。


クラニオのworkの特徴でもある、優しいタッチでゆったりとその場に止まりながら触れる。
流れるようなタッチではなく、そこに柔らかく(手が)止まってくれていることで「いま、何を感じているか」その意識が目覚めはじめたんだと思います。自分に止まって観察する、ということ。

「そこはいい感じ」「そこは嫌な感じ」「温かい」「冷たくて硬い」「あ、いま何かが流れた感じがする」etc..
はじめは言葉にすることもとても難しく感じたけれど、確かに何かを感じている、という感覚がそこにあることに気づきます。

そうやってカラダの感覚に止まっていると、分析したり、考えて言葉にしようとする思考がどんどん静かになって、たった今のあるがままの感覚とともにいる、それだけが残ります。

繰り返し繰り返しセッションを受けていくうちに、同時に自分でもセッションを続けているうちに、そこにある感覚(知覚)とともにいることがとても自然で、とても普通のことになっていました。
今となっては実はコレ、ほんとはいちばん得意だったかも?と思うくらいです笑

とはいえ、まだまだ自分を優先することには少し違和感を感じたり躊躇することもあるけれど、それに気づいているだけまだマシかな、と笑

言葉に出して誰かに伝えることはなかったとしても、自分の”ほんとう”に触れたり、もっと大きな何かーその大切な手がかりのようなものを掴めたり。
そんなことの一つひとつが前よりももっと自然に、もっと素直にできるようになっています。

心のクセやパターンもカラダからアプローチして解いていく。
クラニオは、静かに、穏やかに、カラダというリアルさのなかで”自分のほんとう”に触れていくことが実感できるwork。
抱えていた時間の分だけ、時間はかかるかもしれないけれど、そのとき自分のカラダと心がゆるす範囲でゆっくりゆっくり。それが確実で、安心・安全だということも実感できます。
剥がれ落ちるタイミングはカラダが知っているかのようです・・

ついでに肉体的な不調やつまりも自然にスルっと流れてくれます。

”抜け出すには、単純に観察するしかない” ージャン・クライン
この言葉の意味深さがようやくわかるようになってきました♡

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