雨の日に

春もそろそろ終わりかなと思う今日は雨の1日に。
5月なんですね、早いです。
4月はクラニオコースとダイアモンドロゴスが続いてあったせいか、忙しくも内側を見つめ続けたひと月でした。
ダイアモンドロゴスを続けていく中でずっと見ていたこと。
幼い頃に起こったその出来事の奥深くを見つめつつ、記憶というのは思っている以上に曖昧なもので、でも不思議なくらい体感と(なぜか)その時の音と見えていた風景だけは鮮明に覚えていて、今の私にとっての真実というのはその3つなんだな、と。
その3つの記憶から湧き上がってくる感情をやり過ごすことのないように、蓋をしてしまうことのないように、丁寧に掬い上げながらそれらが消化されていくのを見ているこの頃です。
ようやく本当の消化が始まったような、そろそろ完了に向かっているような。
終わりなんてないのかもしれないけれど、内側の消化がヒタヒタと進んでいるのをのを感じつつ、その端から柔らかくて温かいエッセンスがじんわりしみしみと浸透する静かな変化を見守っています。つまりまだまだプロセスの真っ只中。
「此世は自分をさがしに来たところ、此世は自分を見に来たところ/河井寛次郎」
今、とても染み渡る言葉です。