海になる
海はクラニオバイオそのもの。
波打ち際のじゃぶじゃぶとした波は
動きが荒くて早い速度で引いては返す
を繰り返している。
クラニオでいえば
4〜5秒のCRIレベルのモーション。
CRIはクラニオバイオでは
知覚をしても注目しないモーション。
もう少し目線をあげて視野を広げてみると
波打ち際のじゃぶじゃぶ感は
穏やかになって漣のような
ゆったりとした波が起こっている。
クラニオでいえば
12〜13秒のリズムで繰り返される
ミッドタイドのモーション。
カラダの液と組織に現れる波。
そのときの状態によって
うねりがあったり
ねじれていたり
リズムが乱れるのも
海と同じだなぁと思います。
さらに視野を広げて水平線に置いてみると
もはや波感はなくなって
ただ波紋のように広がり続ける
動きとも言えないような現象があるだけ。
クラニオでいえば100秒に1回のリズムの
ロングタイド。
生命の存在を支える基盤となる
量子レベルのモーション。
このロングタイドのフィールドに
全身をあずけるようにふわ〜っと
海底に沈んでいくと、
雑音が消えて
微細で柔らかな水圧だけを感じているような
静寂の世界が広がっている。
クラニオバイオでいうところの
スティルネスの状態。
気持ちいい〜を通り越して
至福そのもの。
毎回、一瞬言葉を失います。
これだけでも十分な休息と滋養が
カラダとココロの隅々に注入されて
満たされるんだけど、
海には深海という未知の世界があるように
クラニオバイオにも
実はさらにまだまだ深い世界があります。
それは意識とカラダが
連れていってくれる秘められた場所。
さらにさらに深く沈んで
もっとも根源的な深海にたどり着いたとき
静寂を超えた無の世界=ダイナミックスティルネス
が広がっている、そうです。
永遠普遍のブラフマン。
何もないけど全てある沈黙の世界。
”そうです。”
というのはダイナミックスティルネスは
残念ながらまだ体験したことがないから。。
そこはきっと
体験するという感覚は消えていて
海そのものになる、
それそものになる、
悟りの境地のような
そんな感じなんだろうなぁと
想像しています。
海がクラニオバイオと同じだ
と思うのは波のリズムのことだけじゃなくて
CRIのようなじゃぶじゃぶの波も
ミッドタイドのような漣も
ロングタイドのような波紋の広がりも
海がそうであるように
別々に起こっているわけじゃなくて、
源は同じで、
つねに同時に起こっているもの
だから。
クラニオでいえば、
CRIもミッドタイドもロングタイドも
私たちのカラダに常に起こっている。
だから
同時に知覚することもできる。
(できないときもあるけど)
どこに意識をおいているかで
見えてくる(知覚する)ものが
違ってくるのだけど、
源は同じ。
いつか海を観るヒトから、
海そのものになることができたら
意識とカラダが
ダイナミックスティルネスに
連れて行ってくれるときが
やってくる。かなぁ・・
そんなことを時々思いながら
海を眺める日常に戻ってきました。