歩くために歩く。

カイ(うちの犬)が亡くなってから、1ヶ月半が過ぎました。
突然すぎるお別れでした。ショックと信じられない、受け入れられない気持ちがしばらく続き、本当の悲しさや寂しさ、痛みはしばらく経ってからやってきました。悲しみの質感も日々変化しているのを眺めつつも、なぜかセッションをしている時だけは自分とクライアントさんとだけのスペースに入っていけることを有り難く思う毎日です。

10月14日にお葬式を終えてからは、大磯と大阪(夫の単身赴任先)を行ったり来たり。
朝夕の犬との散歩の代わりに朝から夕方まで一人黙々と歩いていました。大阪の知ってる街、知らない街、大好きな神戸や西宮、街中の川に沿ってひたすら歩いたり、奈良の公園やお寺にも、時には山(といってもハイキング気分で気楽に登れる山)に行ったりもしました。
何の目的もなくただひたすら歩いていたんだけど、歩くということはその時の自分を知ることなんだな、と思いました。足の感覚、日差しや風が肌に触れる感覚、匂いなど、それぞれの感覚が変化し続ける様子を感じていたり、街によって変わる人々の様子を眺めていると思考があれこれ働き出したり。表現するのは難しいけれど、自分の思考、感情、感覚がどんなふうに湧き上がっては消えていくのか等々、なかなか面白い発見がたくさんありました。
2週間くらい歩き続けているうちに「明日はどこに向いて歩こうかな?」と、歩くことが楽しくなってきていることに気づいて、心の中の日常が少しずつ戻ってきているのを感じました。


歩くために歩く。思考が忙しいとき、目的を見失ってしまったとき、抜け道が見つからないとき、混沌としているときetc.
楽しい時も嬉しい時にも!目的なんてなくても、ただひたすら自分の足で歩く、なかなか良いです。

偶然見つけたカフェからの中之島公園。会社員の頃はこの近辺をうろうろしていました。当時はこんなおしゃれカフェなかったなぁ。気持ち良過ぎて散歩途中に何度も立ち寄りました。ブッダボウルがおすすめ。(OPTIMUS Cafe

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