感じるままに

「今、どんな感じですか?」
クラニオを学びはじめた頃は、こう聞かれるとちょっと緊張していました。
どう応えたらいいかわからないというのもあったけれど、そもそも自分が今何を感じているのかに気づくこともなく、いつもただ漠然と心地よさの中を漂っていたから。

それはそれで良いし、今もそんなふうに受けたい時はそうやって心地よさの中に深く潜っていくような時もあります。ただ以前と違うのは、その時々の感覚に意識的にいることもできるし、それを手放すこともできるようになったこと。
(とはいえ、感覚と一緒にいてもスコン!と落ちてしまうことも多々あります)

一番大きく変わったことは
”何を感じてもいいし、感じていることをどう表現してもいい”
ということを自分に許可というと大袈裟だけど、それでいいんだって、そのことに自由でいられるようになったこと。

何か正しいことを話さなきゃ、とか、変なこと言ってはいけない、とか、勝手に制限をかけていたんだと思います。それと、自分を開くこと、オープンでいることに慣れてない、というのもあったかも。

続けていくうちに、そういったことが少しずつ解けてきて、体で感じている快・不快、物理的なねじれや滞り、頭に浮かんだイメージや言葉や感情、時には色や音なんてこともあるし、すっかり忘れていた記憶が突然思い出されるようなこともあります。

感じていることをそのままに表現していると、大きな気づきがあったり、ぎゅーっと硬くなっていた部位が解けるように緩んで行ったり、かと思えば話すだけ話したら、子供が満足して眠りにつくように深い安らぎの中に落ちていくこともあったり・・・
セッション中(受けているときは)、聞かれなくても話したい時に言葉にすることが自然にできるようになっています(そういえば)

自分を大事にするって体のケアはもちろんだけど、自分が感じていることを大事にする、こともとても大切。
日常生活では、感じたままを言葉にすることは控えた方がいいこともあるけれど(笑。外には出さずとも何を感じているかちゃんとわかっている自分でいられたら、まずはそれで良いのかな、と。

ついつい周りの雰囲気に流されてしまったり、あわせてしまいがちな自分に気づけるようになったのは、、自分が感じていることを感じるままに受け取れるようになったから。
ボディワークの恩恵ってこういうところにもあるんだな、とあらためて思います。

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